銀行融資は実行されたら終わりではありません。
むしろ、その後が大切になってきます。
では、具体的にどういった行動をすれば良いのでしょうか!?
- 資料の更新
- タイムリーな経理
- 定期的な報告
これらを徹底しておきましょう!
今回は「銀行融資実行後の資金管理の重要性」というお話です。
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資料の更新
銀行融資の際に重要となる資料は以下です。
- 決算書
- 試算表
- 借入金一覧表
- 資金繰り表
これに加えて、「経営計画書」があれば更に良いでしょう。
そして、銀行融資実行後に定期的に更新が必要となってくるのが、
「借入金一覧表」、「資金繰り表」、「経営計画書」です。
借入金一覧表
借入金一覧表は、銀行ごとに融資の取引内容を一覧表にしたものをいいます。
借入の内訳は、都度更新をして、自社で把握しておくことが大切です。
銀行ごとのシェア率、運転資金と設備資金の借入残高、保証協会付融資の割合など、
自分たちで把握することで、銀行融資のメンテナンスを円滑におこなうことができるのです。
銀行融資の際も毎回必要になる資料なので、都度更新をすることで、
次回の銀行融資の際にも助かります。
資金繰り表
資金繰り表も定期的に更新をしましょう。
銀行融資の際に提出した資金繰り表。
意外とその後は活用していないという方も多いです。
銀行融資の際は、10か月分や12か月分の資金繰り表を作成することが一般的です。
私は12か月分の資金繰り表をおススメしています。
1年分作ることで、季節変動や税金の支払いなど、お金の流れを一通り確認することができるからです。
12か月分の資金繰り表を作る際には、実績3か月分と見込み9か月分で作成します。
そのため、銀行融資実行後は、見込み9か月分の更新をしていくのです。
これをすることで、実績と見込みの管理をおこなうことができます。
経営計画書
こちらも予実管理のために、更新を随時おこなっていきましょう。
経営計画書で重要になるのが行動計画。
これがキモと言っても過言ではありません。
そのため、予定していた行動計画がしっかりと実行されているかの確認をすることが大切になります。
注意が必要なのは、経営計画書を作成する際に、
銀行融資を受けるためだけの経営計画書になってないか?ということです。
根拠のある経営計画書を作成していなければ、その後の予実管理にも大きな影響が出てきます。
タイムリーな経理
上述した資料の更新をするためには、タイムリーな経理が必要不可欠です。
前月の試算表を翌月10日までに作成することを心掛けましょう。
(遅くとも15日までに完成させましょう。)
数字はタイムリーなものでなければ、経営の役に立ちません。
過去のことを考えながら、経営をする経営者の方はいらっしゃらないでしょう。
将来の会社のために役立てるものですから、より早く完成させることが重要になります。
とは言っても経理は手間が掛かります。
- 現金取引を減らす
- ネットバンキングの使用
上記2点を意識するだけでも経理は効率化されます。
重要なのは、データで取引をするということ。
データで管理ができれば、データにするための手間を省略することができます。
逆に現金取引は、手間が多くおススメしません。
現金を払う→レシートをもらう→入力するという流れが発生するので…。
状況に応じてクラウド会計を導入することも検討してみましょう。
ご自身で「経理ができるようになりたい!」という方は、クラウド会計コンサルティングをおススメしています。
定期的な報告
ここまで説明をした以下の2つ。
- 資料の更新
- タイムリーな経理
これらを随時おこなって、定期的に銀行に報告に行きましょう。
報告時は、これらの随時更新している資料と試算表を持参すると良いでしょう。
目安は、四半期に1回。
定期的に報告をすることで、会社としての信頼度が上がりますし、
銀行とのコミュニケーションを通じて、関係性を構築することができます。
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まとめ
今回は「銀行融資実行後の資金管理の重要性」というお話でした。
銀行融資は実行がされて終わりではありません。
その後の資金管理が重要になります。
- 資料の更新
- タイムリーな経理
- 定期的な報告
これら3つのことをしっかりと実行しましょう。
銀行融資はお互いの信頼関係の基に成り立ちます。
そのため、定期的な報告を心掛けることが大切です。
報告時にしっかりとした説明をするためにも、資料の更新とタイムリーな経理を大切にしましょう。