ノンバンク融資という選択肢～メリット・デメリット～

ノンバンクとは、銀行、信用金庫や信用組合以外の金融機関のことを指します。
銀行がおこなっているようなお金を預かる「預金業務」をおこなわず、お金を貸すなどの「貸付業務」に特化しています。

正直、おススメはしません。
金利が銀行融資に比べるとかなり高く、
更に銀行融資にも影響が出てくるからです。

ただ、このノンバンク融資にもメリットはあります。
ノンバンク融資とは、どうゆうもので、
どんなメリットとデメリットがあるかを確認していきましょう。

今回は「ノンバンク融資という選択肢～メリット・デメリット～」というお話です。

ノンバンクとは！？

上述したように、ノンバンクとは銀行、信用金庫や信用組合以外の金融機関です。
預金業務をおこなわず、貸付業務を中心におこなっています。

代表的なノンバンクとして、信販会社、クレジットカード会社や消費者金融が挙げれます。

銀行は、銀行法に従って営業をしていますが、
ノンバンクは、貸金業法という別の法律に従って営業をしています。

貸金業法には総量規制というルールがあります。
申込者の年収の3分の1を超える貸付を原則として禁止しているのです。

銀行法は総量規制の対象外になっています。
そのため、独自の規制を設けているのです。

ノンバンク融資のメリット

ノンバンク融資のメリットは以下です。

• 審査が早い
• 提出する書類が少ない
• 業績が悪くても借りられる

審査が早い

ノンバンク融資は、申し込みからネット完結できるものが多く、
融資が実行されるまでの時間も早いです。
最短即日で融資が実行される場合もあります。

銀行融資になると、プロパー融資なら1カ月未満、
保証付融資なら1～2カ月程度かかるでしょう。

提出する書類が少ない

銀行融資に比べるとノンバンク融資は提出する書類も少ないです。
必要な書類として以下のようなものがあります。

• 身分証明書
• 登記事項証明書
• 決算書など

銀行融資を受けようとすると上記に加えて、

• 納税証明書
• 資金繰り表
• 借入金一覧表
• 試算表
• 印鑑証明書
• 経営計画書など

が必要になります。

業績が悪くても借りられる

業績が悪い場合や税金を滞納している場合でも融資を受けられる可能性があります。
それに比べると、銀行融資は審査が厳しく、業績が悪くなれば借りにくくなるのです。
ノンバンクは、独自の融資条件を設けているため、融通が利きやすいのでしょう。

ノンバンク融資のデメリット

次にノンバンク融資のデメリットです。

• 金利が高い
• 銀行融資に悪影響を与える
• 融資金額が少ない

金利が高い

ノンバンク融資は、銀行融資に比べると金利がかなり高いです。
上限金利が15%～20%程度になるので、その高さをご理解いただけると思います。
それに比べると銀行融資は、年利1％～3%台です。

銀行融資に悪影響を与える

ノンバンクから融資を受けると銀行融資の審査に良い印象を与えません。
「業績が悪く銀行から借りられないから、ノンバンクから融資を受けたのでは？」と疑われてしまうのです。

資金調達をしたいからといって、安易に手続きが簡単だからといった理由で、
ノンバンクから融資を受けると、銀行融資を受けづらくしてしまいます。

上述したようにノンバンク融資は、融資金額が少ないため、
もっと大きな金額を借りたいと考えたときに、多額のノンバンク融資があれば、
悪影響を与えることは間違いないでしょう。

融資を受ける場合には、銀行融資を受ける方法を先に考えることが必要です。
1度銀行融資を受けて、返済実績を作っておけば、
その次の機会にも繋がってきます。

融資金額が少ない

ノンバンク融資は、銀行融資と比べて融資金額が少額です。
ビジネスローンで300～500万円程度、最高でも1000万円ぐらいでしょう。

銀行融資になると数千万円規模の融資も可能になります。

まとめ

今回は「ノンバンク融資という選択肢～メリット・デメリット～」というお話でした。
ノンバンク融資は審査が早く、提出書類も少ないため、
銀行融資に比べるとハードルが下がります。

ですが、安易にノンバンク融資を受けていると、
本当にまとまった資金が必要になった場合に、銀行融資が受けられないといったことにもなりかねません。

ノンバンク融資にもメリットはあります。
ですが、資金調達を考える場合には、必ず銀行融資を受けることを先に考えましょう。