融資の際に重要な資料として決算書があります。
会社の実績を確認するための重要な資料です。
それとは別に「試算表をください!」と金融機関から依頼されることがあります。
今回は「試算表はなぜ必要!?」というお話です。
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試算表はなぜ必要!?
決算書が会計期間の数字が確定したものとすれば、試算表は会計期間の途中経過の数字を表すものです。
融資の際には、必ず決算書の提出を要求されます。
ですが、決算後から数か月ほど経過している場合はどうでしょう!?
決算書の数字はもはや過去の数字となってしまっています。
そのために必要となってくるの試算表です。
試算表を確認することでタイムリーな数字を確認することができます。
決算書の数字が良くても、決算後にどういった変化があるか?を把握することはできません。
決算後も順調に経営が進んでいれば良いですが、その逆もあり得るのです。
そのためにも試算表を確認して、当期の途中経過を確認するのです。
ですが、この試算表、依頼されたときに提出できる状態なっていますか?
経理は積極的にする
意外と多いのが金融機関から試算表を依頼されても提出できないというもの。
あるときは、「経理が後回しになっているから。」
あるときは、「税理士に依頼しているが毎月試算表がでてこない。」など。
こういった問題があると金融機関は「自社の数字を自社で把握していないのに、管理体制は大丈夫なのか!?」と融資をすること自体を心配することになります。
そのためにも必要になるのが自社での積極的な経理です。
外部に委託するとどうしても経理が遅くなります。
何より数字を把握する力が養われません。
「経理なんて面倒だ!」と思われるかもしれません。
確かに経理は面倒です。
日々少しずつやっていくことをおススメします。
まとめてやってしまおうと思うと、人間なので面倒と感じます。
それに過去のことを詳細に覚えておくのは非常に難しいです。
何より試算表の提出を求められたときに、タイムリーな試算表を提出することができません。
経理体制を整えることで、少しでも信用性を上げていくのです。
金融機関も数字に疎い経営者より、数字に強い経営者の方が信頼できますから。
当事務所でもクラウド会計コンサルティングをしています。
経理の効率化をして、数字のタイムリーな把握に注力しましょう。
まとめ
今回は「試算表はなぜ必要!?」というお話でした。
決算書から数か月が経過していると、金融機関もタイムリーな経営状況の把握ができません。
そのために必要になるのが試算表です。
自社で積極的に経理をして、金融機関から信用を勝ち取るとともに、数字を把握する力を養いましょう。
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