プロパー融資を受けることを積極的に検討しよう!

銀行融資には、「保証付融資」と「プロパー融資」があります。
保証付融資は、会社の多くが保証付融資を受けていることが多いです。

融資先が返済不能になった場合は、信用保証協会が代位弁済をしてくれるため、
銀行としても融資がしやすくなります。

プロパー融資は、信用保証協会の保証がなく、銀行が直接融資をするものです。
保証が無い分、審査が厳しくなるのが特徴です。

審査が厳しい分、大きなメリットがあります。

今回は「プロパー融資を受けることを積極的に検討しよう!」というお話です。

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プロパー融資を受けるメリット

プロパー融資は、保証付融資に比べると審査が厳しくなります。
ですが、プロパー融資を受けることにより大きなメリットを受けることができるのです。

  • 信用力
  • 審査が早い
  • 保証料がかからない
  • 保証限度額の影響を受けない

信用力

プロパー融資を受けることで、それが実績になります。
保証が無い融資を銀行がするということは、それなりの信用があることを客観的に証明しています。

それゆえ、将来的にプロパー融資を受けやすくなることは間違いないでしょう。
他の銀行からの信用力も上がるため、今後の資金繰りに大きなメリットです。

審査が早い

審査が早いのも大きなメリットです。
保証付融資では、通常1~2か月程度の期間を要します。

ですが、プロパー融資なら1か月未満で審査が終了するでしょう。

保証料がかからない

これは分かりやすいメリットと言えるでしょう。
保証料を払わなくていい分、資金繰りの負担を軽減することができます。

保証限度額の影響を受けない

保証付融資には保証限度額があります。
一般の無担保枠で8000万円です。

しかも、8000万円ギリギリまで借りられる訳ではありません。
会社によって金額が変わります。

そのため、大きな融資を受けようと思ったり、保証限度額いっぱい借りている場合は、
融資を受けることができなくなります。

ですが、プロパー融資なら限度額がありません。
逆に言うと、早めにプロパー融資を借りれるようにならなければ、
保証限度額を使い切ってしまうことになる可能性があるのです。

プロパー融資を打診するタイミング

上述したようにプロパー融資を受けることは、会社にとってメリットが大きいと言えます。
そのため、審査が厳しいのも事実です。

では、どういったタイミングでプロパー融資を検討すべきなのでしょうか?

  • 決算書の数字が良いとき
  • 銀行から融資の提案があったとき
  • つなぎ資金、納税資金、賞与資金を検討しているとき

決算書の数字が良いとき

決算書の数字が良いときって、どういうとき!?と言いますと、
下記の3つをクリアしているときです。

  • 簡易キャッシュフロー>0
  • 債務償還年数<10年
  • 債務超過でない

これらの条件をクリアしているときは、プロパー融資を申し込むことを検討するべきでしょう。

下記の記事で上記の3つの条件を詳しく解説しています。

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銀行からの融資の提案があったとき

銀行から融資の提案があったときもチャンスと言えるでしょう。
融資の提案がある場合は、銀行の方が融資をしたいと考えているということです。
ただ、プロパー融資を提案してくることは少ないと言えるでしょう。

ですが、安易に断るのは勿体ないです。
たとえ資金に余力があってもです。

断るぐらいなら、「プロパー融資なら検討したい」と一言伝えてみましょう。
プロパー融資を受けることができる機会に繋がる可能性があります。

つなぎ資金、納税資金、賞与資金を検討しているとき

いきなり金額の大きい長期的なプロパー融資を申し込んでも、断られる可能性があります。
それなら、つなぎ資金、納税資金や賞与資金の融資を検討している際に、打診することをしてみましょう。

これら3つの融資は、銀行としてはどれも前向きな融資であることに間違いがありません。
それに、これらの融資は期間も短期になるので、融資のリスクが軽減されます。

それゆえ、銀行としても融資がしやすいのです。

まとめ

今回は「プロパー融資を受けることを積極的に検討しよう!」というお話でした。
プロパー融資を受けることで、会社として以下のような大きなメリットを得ることができます。

  • 信用力
  • 審査が早い
  • 保証料がかからない
  • 保証限度額の影響を受けない

それゆえ、プロパー融資を積極的に狙っていきましょう。

  • 決算書の数字が良いとき
  • 銀行から提案があったとき
  • つなぎ資金、納税資金、賞与資金を検討しているとき

これらのタイミングで一度検討してみてください。

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